◎きぬむすめ
白くてつやのあるバランスの良いブランド米。味はこしひかりの同等以上
「コシヒカリ」と同等以上の味。白さとツヤに優れた品種と評判です。
数年にわたり米の食味ランキングでは最高ランクの「特 A 評価」を受け供給過剰になっているコシヒカリの代替品として期待され主に近畿・中国地方を中心に人気のあるブランド米として注目されています。
「きぬむすめ」九州農業試験場(現在の九州沖縄農業研究センター)において、白く美しい耐倒伏性が強い「キヌヒカリ」と良食味品種で病気に強い「愛知 92 号(祭り晴)」の人口交配によって開発されました。
米粒の大きさは中くらい。炊いたお米は弾力とつやのある炊き上がりで、甘い香りとうまみがあるのが特徴です。
◎特徴1 ”味”
産地によってはコシヒカリやヒノヒカリを上回る食味。
「きぬむすめ」の成分を「コシヒカリ」と比較すると、タンパク質、アミロース、食味スコアもほぼ「コシヒカリ」と同等で食味も似ています。
米を炊き上げると白くツヤがあり、粘り強く柔らかい食感があります。冷めても美味しいのでお弁当やおむすびにも最適。
◎特徴2 ”特性のバランスがよく、栽培しやすい。”
近畿中国四国地域の適格試験で「コシヒカリ」を上回る品質と収量が報告されています。
また、高温が続く産地でも育てやすいとされます。
◎産地について
関東から四国にかけの温暖地向けに開発され、温暖地の平坦部や準平坦部での作付けに適している品種です。
現在の主な生産地は島根県を中心に大阪、和歌山、鳥取、兵庫、山口、静岡県で奨励品種として栽培面崎が広がっています。
生産地である山口県では栽培推奨品種として本格的に2008年から本格的な栽培試験をはじめ、主に瀬戸内側で普及されるようになりました。
秋穂(あいお)で育ったお米 きぬむすめ
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